0

お茶づくりへの姿勢

生産者の想い

生産者の想い

土づくりから想いを込めて
茶葉に向き合い大切に育んでいく

生産者の想い
生産者の想い
生産者の想い

茶葉の生産者は、土づくりから気持ちを込めて育んでいます。
お茶の苗木は茶葉を摘み取りできるようになるまで、約5年。広大な茶畑に生える雑草は、日々、人の手で一本ずつ丁寧に抜き、たっぷりの愛情と手間ひまをかけて育みます。

毎年変わる気候条件のなか、高品質の茶葉を収穫するために長年の経験と技術はもちろん、最新のデータも駆使します。自らも一消費者であること念頭に、茶葉に向き合い、お茶を飲む人々のことを考え、常によりおいしいお茶づくりを目指しています。

そうしてつくりあげた“かごしま茶”は生産者の誇りです。

作り手のこだわり

作り手のこだわり

数多くの茶葉を見極めて仕入れる
ティープランナーの腕の見せどころはブレンド

作り手のこだわり
作り手のこだわり
作り手のこだわり

JAかごしま茶業のお茶の味を決めるのは、ティープランナーです。その年の新茶期から数カ月かけて茶葉を見極め、買いつけを行います。

ティープランナーがピーク時に市場で吟味する茶葉は、一日1,200~1,400点。そこから厳選して仕入れた茶葉をブレンドします。お茶の味をイメージして的確に茶葉をブレンドするのがティープランナーの腕の見せどころ。どの茶葉をどの配分で組み合わせるか、淹れたときの水色(すいしょく)や味、香りなど具体的にイメージしてブレンドします。

お客様に自信をもって提供するため、妥協はありません。お茶はまだまだ科学的に解明されていないことも多いからこそ、その魅力をもっと伝えていけたらと考えています。そして、ひとりでも多くのお客様においしいと喜んでいただけるお茶のために、研鑽を重ねています。

お客様のもとに届くまで

一次加工/摘採から荒茶になるまで

一次加工/摘採から荒茶になるまで

生産者が茶畑にて摘採した茶葉は、荒茶製造工場にて新鮮なうちに加工がスタートします。摘み取られた茶葉は、蒸気で蒸して加熱と整形を行いながら乾燥させます。このときの蒸し時間や方法によって浅蒸しか中蒸し、深蒸しが決まります。

一次加工
一次加工
一次加工
一次加工
一次加工
一次加工
一次加工
一次加工

二次加工/荒茶から商品となる茶葉になるまで

二次加工/荒茶から商品となる茶葉になるまで

生産者から仕入れた荒茶は、茶師の配合どおりにブレンドします。さらに荒茶をふるいにかけて茎や粉を取り除き、形を整えます。
そして焙煎し、茶葉をよく乾燥させて味や香りを引き出します。お茶の品質を一定にするために均一化し、仕上茶に。最後に異物の混入がないか徹底的に検査、除去を行います。

梱包工程
梱包工程
梱包工程
梱包工程

梱包工程/仕上がった茶葉が商品になるまで

包装工程/仕上がった茶葉が商品になるまで

二次加工の異物除去機にて困難な異物(茎)は、包装工程前に人が目で検査し、人の手によって取り除きます。各工程を経てつくりあげたお茶は、袋に詰めて商品となります。出来上がった商品は金属検出機とX線異物検査装置を通して最終検査し、安心・安全が確認されたら出荷され、全国のみなさまのもとへ届けられます。

梱包工程
梱包工程
梱包工程
梱包工程

のびゆく鹿児島の茶業

鹿児島県は全国第2位のお茶の産地です。

鹿児島県の茶業は、広大な畑地と温暖な気象条件を生かし、生産量は年々増加しています。

令和元年の栽培面積は8,400ha、荒茶生産量28,000tで全国生産量の34.3%を占め、全国第2位の産地となっています。また、乗用型摘採機の普及や加工施設等の近代化と併せてクリーンなかごしま茶の生産が進んでおり、全国でも元気のある茶産地として期待されています。

かごしま茶の特徴

そのコクと香りは全国的に高い評価を受けています。

外観

緑色が濃く、ツヤがあり、形がよく整っています。

香味

若芽の新鮮な高い香りと、さわやかさがあります。味はふくよかで濃厚。旨みに富みます。

水色

水色は濃く、深みがあり、きれいです。

全国主産県における茶生産の推移

単位:ha・t
※注 生産量=荒茶

平成22年 平成25年 平成28年 平成29年 平成30年 令和元年
栽培面積 荒茶生産量 栽培面積 荒茶生産量 栽培面積 荒茶生産量 栽培面積 荒茶生産量 栽培面積 荒茶生産量 栽培面積 荒茶生産量 比率(%)
全国 46,800 85,000 45,400 84,800 43,100 80,200 42,400 82,000 41,500 86,300 40,600 81,700
埼玉 1,010 729 925 537 884 652 871 698 855 898 843 881 1.1
静岡 19,000 33,400 18,300 32,200 17,400 30,700 17,100 30,800 16,500 33,400 15,900 29,500 36.1
三重 3,210 7,100 3,150 7,130 3,000 6,370 2,950 6,130 2,880 6,240 2,780 5,910 7.2
京都 1,580 2,640 1,580 3,020 1,580 3,190 1,570 3,160 1,570 3,070 1,560 2,900 3.5
愛知 640 929 587 884 542 914 538 880 521 863 517 832 1.0
福岡 1,580 2,280 1,570 2,290 1,550 1,870 1,550 1,920 1,540 1,890 1,540 1,780 2.2
佐賀 1,010 1,570 953 1,510 866 1,240 841 1,170 795 1,270 749 1,240 1.5
長崎 755 676 754 758 750 775 747 718 742 733 737 693 0.8
熊本 1,610 1,380 1,570 1,300 1,350 1,280 1,300 1,290 1,260 1,260 1,220 1,270 1.6
宮崎 1,610 3,570 1,540 4,100 1,420 3,760 1,410 3,770 1.390 3,800 1,380 3,510 4.3
鹿児島 8,690 24,600 8,660 25,600 8,520 24,600 8,430 26,600 8,410 28,100 8,400 28,000 34.3
鹿児島/全国 18.6 28.9 19.1 30.2 19.8 30.7 19.9 32.4 20.3 32.6 20.7 34.3

参考:令和2年度茶業振興対策資料

安心・安全の取り組み

私たちは、安全・安心・新鮮でクリーンな「かごしま茶」をお届けいたします。

JAかごしま茶業(株)は昭和50年3月、JA鹿児島県経済連の関連会社として茶生産農家の経営安定向上と 「かごしま茶」の銘柄確立に貢献することを目的に設立された会社です。

再生工場コントロール室にて、最新の機器で監視。

再生工場コントロール室にて、最新の機器で監視。
当社の仕上工場は、緑茶の持つ本来の味と香りを引き出す精製加工設備を導入し、工場内完全空調、除塵・集塵設備、 各種センサーによるチェックシステムなど、衛生的かつ近代的な環境の中で安全・安心・新鮮でクリーンな 「かごしま茶」を製品化しております。

品質確認

お湯や水で淹れるとはいえ、お茶は口から入るもの。安心してお飲みいただけるお茶をお届けするのが私達の使命です。 原料のお茶はもちろんすべて鹿児島県産。JAグループの一員として、生産農家の育成と 良質なお茶の安定流通にも力をいれております。
機械での品質安全管理はもちろん、目視にても確認しております。

保管

製造された商品は保管庫内にて整然と管理されております。
保管庫内は年中常に10℃以下に保たれております。